山本昌がドラフト候補11人の好投手を最終チェック。広島、オリックス、日本ハムが公言した1位指名の実力は? (8ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki、Kikuchi Takahiro

最速152キロを誇る専修大の菊地吏玖最速152キロを誇る専修大の菊地吏玖この記事に関連する写真を見る菊地吏玖(専修大/183センチ・93キロ/右投左打)

ストレートのキレが印象的な好投手です。2部リーグ所属の投手とはいえ、全国屈指のレベルの高さを誇る東都大学リーグですし、そこで圧倒的な成績を収めているのはもっと評価されていいと感じます。ややアウトステップが気になるフォームではありますが、ラインはしっかりとつくれて変化球を含めてコントロールがいい。球速も140キロ台後半が出ますし、何よりも打者のバットを押し返すような球威があるのは好印象です。プロでも先発タイプとして評価されるはずです。気になる点を挙げるとすれば、軸足で立った後に右ヒザが折れるのが少し早いためボールに角度が出づらく、押し出すようなリリースになっていること。幅広い球種を操るには、改善したいポイントですね。

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