山本昌がドラフト候補11人の好投手を最終チェック。広島、オリックス、日本ハムが公言した1位指名の実力は? (5ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki、Kikuchi Takahiro

長身から投げ下ろす最速154キロのストレートが魅力の立教大・荘司康誠長身から投げ下ろす最速154キロのストレートが魅力の立教大・荘司康誠この記事に関連する写真を見る荘司康誠(立教大/188センチ・86キロ/右投右打)

ひと目見ただけで、「いいピッチャーだなぁ」と感じます。ホームベースに向かって真っすぐに体重移動できて、ラインが崩れない。そのなかで強く腕が振れるので、打者からすると急にボールが出てくる錯覚を起こすのではないでしょうか。常時140キロ台中盤のスピードがあるうえに、球速差があまりないカットボール、スプリットと速い変化球も投げ分けられる。おそらく「左肩の開きが少し早い」と何百回と言われてきているでしょうが、別にシュート回転が強いわけではありませんし、ボールに角度がついているので問題ありません。誰かに投げ姿が似ていると感じていたのですが、西口文也くん(元西武)ですね。将来は先発投手としてバリバリやれる素材だと感じます。

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