ドラフト1位候補、離島の快腕、岩手の怪童...センバツで必見の逸材10人 (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki,Taguchi Yukihito,Kikuchi Takahiro

背番号14ながらエース格として神宮大会優勝に貢献した大阪桐蔭・前田悠伍背番号14ながらエース格として神宮大会優勝に貢献した大阪桐蔭・前田悠伍この記事に関連する写真を見る前田悠伍(大阪桐蔭/2年/投手/180センチ・77キロ/左投左打)

昨秋に初めてこの1年生左腕を見た時は、「向こう2年間は大阪桐蔭の天下は堅いだろう」と思うほど衝撃を受けた。指先にピチッとかかる好球質のストレート、守りやすいテンポのよさ、スライダー、カーブ、チェンジアップも自分の意のままに操り、再現性の高いフォームゆえコントロールも正確。さらにマウンドで崩れる気配を見せない勝負根性と、「勝てる投手」の要素をすべてコンプリートしている。ここへさらなる馬力が搭載されれば、難攻不落の存在になるだろう。大阪桐蔭のセンバツ初戦は大会6日目、好左腕・冨田遼弥を擁する鳴門との好カードだ。

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