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上野由岐子が明かす長かったネガティブ時代。「やめたい。投げたくない。何で練習するの?」 (4ページ目)

  • Text by Sportiva

――将来、監督をやりたい、といった気持ちはありますか?

「そこは考えていないです。現役もどこまで続けるか決めていませんから」

――では、ソフトボール以外でやりたいことはありますか?

「空を飛んだことがないので、バンジージャンプやスカイダイビングをやりたいですね。若い時からずっと思っていたんですが、周囲から『選手を引退するまでやめて』と言われていたのでずっと我慢していたんです。でも、今後も現役を続けるとやれなくなっちゃいそうなので、『もうそろそろいいよね?』と宣言している感じです(笑)」

――そんな葛藤があったんですね(笑)。ソフトボールはリーグの後半戦が再開し、再び注目が集まると思います。今後の目標を聞かせてください。

「ソフトボールをもっと知ってもらえるように、もっと好きになってもらえるように、子供たちの憧れの選手でいられるように、パフォーマンスをしっかり高めていきます。競技を初めて見る方にも、『ソフトボール選手は見ていて気持ちがいい』と思ってもらうことが大事だと思います。

 パフォーマンスだけでなく、観客のみなさんやファンの方々と一体になってソフトボールを広めていきたいです。コロナ禍でやれることは限られますが、自分たちが先頭に立ってやっていかなければいけない。そうしてソフトボールを、長く応援してもらえる競技になるように頑張りたいです」

――最後に、上野選手にとってソフトボールとは?

「急に難しいですね(笑)。ソフトボールとは......先ほどは『仕事』と言いましたが、好きになって始めて、ここまで続けられて人生の半分以上をソフトボールと共に過ごしてきましたから、『ソフトボールがあっての今の自分がある』と思っています。常に自分と隣り合わせの"運命共同体"のような存在かな、と思います」

■取材協力:株式会社デサント

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