山本昌が夏の甲子園12人の好投手を診断。「全国で一番打ちづらい」と絶賛したのは? (9ページ目)
最速150キロのストレートが持ち味の大阪桐蔭のエース・松浦慶斗この記事に関連する写真を見る松浦慶斗(大阪桐蔭/186センチ・94キロ/左投左打)
今夏の甲子園では初戦の東海大菅生戦で雨が降りしきるコンディションにもかかわらず、しっかりと試合をつくる姿が印象的でした。さすが大阪桐蔭のエースだなとうならされました。春よりも足を高々と上げるフォームになり、ボールに勢いが出てきました。肉体的にも恵まれていて、将来が楽しみです。惜しいのは、フォームに少し硬さがあって体全体がストライクゾーンへと入ってこないところ。右肩からストライクゾーンへと長く向くようになると、もっとコントロールがよくなるはずです。右腕を中心とした右半身の使い方を研究できれば、球筋は安定してくるでしょう。
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