山本昌が夏の甲子園12人の好投手を診断。「全国で一番打ちづらい」と絶賛したのは? (8ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

最速150キロを誇る北海のエース・木村大成最速150キロを誇る北海のエース・木村大成この記事に関連する写真を見る木村大成(北海/180センチ・76キロ/左投左打)

 マウンド姿は田嶋大樹くん(オリックス)と重なります。右肩の開きが早いように見えて、じつは早くないため、あまりシュート回転しないのが特徴です。ホームベースの三塁側に食い込んでいくような角度のあるボールが投げられて、スライダーがカーブのように鋭く曲がるのもいいですね。球速も南北海道大会で150キロをマークしたように、高校生左腕として文句なし。今後の課題は体力アップと、チェンジアップがスライダー回転して中に入ってしまう点を修正したいですね。右打者のアウトコースに逃げていく球種を覚えられたら、鬼に金棒でしょう。

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