夏の甲子園でプロ注目の12人をスカウトが分析。ドラ1候補になれる選手は? (2ページ目)
高校生ナンバーワン左腕の呼び声高い北海・木村大成この記事に関連する写真を見る木村大成(北海/投手/180センチ・76キロ/左投左打)
「センバツの時よりも格段によくなっていました。上背(180センチ)があって、左で140キロ中盤のスピードが出るし、スライダーの精度もいい。確実にストライクゾーンに投げ込めて、新たにチェンジアップも覚えた。タイプ的には全盛期の内海哲也(西武)かな。ただ、今のスライダーはスラーブのような感じなので、球速135キロぐらいのカットボールを投げられるようになると、もっと投球に幅が広がると思います」(パ・リーグスカウトD氏)
「甲子園では結果を出せなかったけど、評価は変わりません。角度のあるボールを投げられるし、外のストレートは安定している。左ピッチャーでコントロールがあるのは魅力です。南北海道大会で150キロを出したように、体が大きくなってスピードが上がったし、まだまだ伸びる投手だと思います」(セ・リーグスカウトA氏)
「ストレートの平均球速が上がっていたし、センバツでは投げていなかったチェンジアップも投げるようになっていた。この夏の甲子園では一番得意なはずのスライダーがよくなかったけど、本来はそのボールを武器にして投げるタイプ。まだ時間はかかると思いますが、3、4年後には一軍で戦力になれる器です」(セ・リーグスカウトC氏)
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