済美出身ティモンディが語る「野球部あるある」。寮生活、上下関係、挫折など

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Kikuchi Takahiro

――寮生活経験のない人間からすると「前」を隠さず全裸で入浴することに抵抗を感じるのですが、寮生はそんな抵抗がまったくないそうですね。

前田 あぁ、そうですね(笑)。風呂は恥ずかしさ以上に楽しかった印象があります。今となってはあまりマネをして欲しくないのですが、いつもは怖い先輩と、浴槽を素潜りで何往復できるかとか、飛び込みをしたりとか。「意外とこんな素の顔があるんだ」と知って、仲よくなれましたね。

高岸 食事中はどうしても学年ごとに食べる席が違っていたのですが、お風呂では一緒にたわむれることができて楽しかった記憶が強いですね。

――済美といえば、校歌の歌詞に「『やれば出来る』は魔法の合いことば」というフレーズがあることで有名です。高岸さんは芸人になった今も、そのフレーズをよく使っていますね。

高岸 僕自身、野球を通じて愛媛の地域のみなさんが応援してくれた、そのパワーがあったから3年間をやり遂げられたと思っています。その体験があって、「やれば出来る」ということを実感したんです。僕も高校時代には校歌を歌いながらパワーをもらっていました。

前田 校歌はめちゃくちゃ流れていたもんね。行事のたびに歌うのはもちろん、掃除の時間に延々と流れていたり。夏の地方大会で先輩たちが勝つたびに、スタンドで校歌を歌っていたし。

――1年生の夏はチームが愛媛大会で優勝して、甲子園に出場しました。おふたりはスタンドでの応援でしたが、成功体験が「やれば出来る」というフレーズとともに身に刻まれたのかもしれませんね。

前田「僕らもああやって歌いたいな」という思いを強くしていきましたね。

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