履正社の日本一で始まる新2強物語。
真の王者へ「ある勝利」が必要だ (5ページ目)
大阪桐蔭が春夏とも甲子園に出場できなかったのは2011年以来、じつに8年ぶりである。大阪大会の準々決勝で金光大阪に敗れた数日後、西谷浩一監督から「山にこもって練習しています」と連絡があった。冗談めかした物言いではあったが、「このままでは終わらない」という気持ちは十分に伝わった。
履正社には甲子園優勝の味を知る小深田大地、池田凛、岩崎峻典らが残り、大阪桐蔭にも西野力也、仲三河優太、藤江星河、船曳烈士(れつし)といったこの夏の悔しさを知るメンバーが残る。履正社の日本一から始まる新たな"大阪2強物語"は、ますます面白くなりそうだ。
5 / 5