ストレッチのススメ。体の柔軟性で変わる「走りやすさ」 (5ページ目)

■ストレッチの撮影を終えて
――正しいフォームで走るためにストレッチは欠かせませんが、体の硬い人がストレッチをやる上で注意点はありますか。

中島 とにかく無理をしないこと。逆にオーバーストレッチになってしまうと関節や筋肉を痛めてしまいますからね。ただ、今回紹介したストレッチは、すべてが自分ひとりで加減のできるものなので、よほどでなければオーバーストレッチにはならないと思います。
 今日馬場さんは汗ばんだとは思いますが、一般の方々も汗をかくぐらいやっても問題はないと思います。苦しい声が出るぐらいやってください。

馬場 今日、私は苦しくて声が出まくってましたけど(笑)

――ランニング前はもちろん、走り終わったあとにストレッチをやることで、筋肉の硬直をほぐし、疲労を残さない効果もありますよね。

中島 そうですね。終わりのストレッチはリラックスしてやることを心がけてください。走る前は動きを良くすることが目標なので、動きのある体操のようなストレッチをやってもいいと思います。一通り今回教えたことをやっておけば、ランニングには十分だと思います。
 どちらかというと走る前は、ストレッチをして動きを良くしたら腹筋や股関節などのエクササイズをやるのもいいと思います。まあできれば、走らなくてもストレッチとエクササイズは毎日やってもらいたいですねえ。

馬場 ......。

中島 あ、急に横を向きましたね(笑)

馬場 ストレッチは楽ってほどではなかったんですけど、体がほぐれた感じは確かにありましたね。ただ昔よりも体が硬くなっているなと思いました。前屈にしても、以前は体がべったりついていたのに、今はちょっと......。

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