サッカー界の「第3のブランド」に。
GMが明かすニューバランスの戦略 (7ページ目)
──では、ニューバランスのこのプロジェクトの目標はどこにあるのでしょうか。
「大きな観点でいえば、フットボールにおける第3のブランドになること。それはとても大きな目標です。我々はまだ、始めて2年ほどですからね。繰り返すようですが、これはタフな試みです。それでもニューバランスならば、できると思っています。自信がなければ、私は今ここであなたと話をしていませんよ。スポーツを好きな人であれば、ニューバランスがフットボールのカテゴリーに入ったことを注目してくれていると思いますしね。成功するチャンスは確実にあると信じています」
──最後にご自身のキャリアを聞かせてもらえますか。
「スポーツ業界のベテラン、自分自身をそんな風に捉えています。1982年にフットボールシューズを作っていた工場で働き始めました。そこではナイキの最初のモデルを扱っていました。その後、フランスへ行き、イングランドへ戻り、今度はドイツへ渡ってアディダスの本社に、フットボールシューズのプロダクションマネジャーとして招かれました。当時、携わっていたのはプレデターでした。そこからイギリスのアディダス、アンブロ、リーボックとすべてのブランドでフットボールシューズの製作を管理し、ウォリアー、ニューバランスへと至りました」
──ということは、フットボールシューズのすべてを知っているわけですね。
「いえいえ、まだまだ学ぶことはたくさんあります」
──今後のご活躍を心からお祈りしております。
「どうもありがとうございます」
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