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Shigekixがパリ五輪後に感じた変化と使命感 先人たちからの賛否にも確固たる信念で次世代への継承を目指す

  • text by Sportiva

誠実にブレイキンのこれまでとこれからを語るShigekix photo by Gunki Hiroshi誠実にブレイキンのこれまでとこれからを語るShigekix photo by Gunki Hiroshiこの記事に関連する写真を見るShigekix インタビュー後編

バトルもショーケースも

 D.LEAGUE(以下、Dリーグ)の舞台でも存在感を発揮しているブレイクダンサーのShigekix。所属するKOSÉ 8ROCKSではレギュラーダンサーとして活躍し、2度のMVD(Most Valuable Dancer)を獲得するなど、強烈な輝きを放ってきた。

 レギュラーシーズンで全14ラウンド()を行なうDリーグは、ラウンド毎に新しい作品を披露するが、出場する8人のダンサーはオリジナルの楽曲に合わせて、極限までクオリティを高めたダンスを行なうショーケースのスタイルを取っている。
※14ラウンドのうち1回はサイファーラウンドとなり、ダンサーたちが円になってフリースタイルでパフォーマンスを行ない点数を競う。

 パリオリンピックのブレイキンでは、1対1でステージに立ち、即興で踊るダンスバトル形式で戦っていたが、Shigekixはこのショーケースも得意としてきた。

「ブレイキンを始めてすぐの頃からなので、7歳くらいからショーケースはやっています。ブレイキンのチーム戦で最も大きな大会『Battle of the Year』には当初から出場していました。その大会では始めにショーケースが行なわれて、そこで勝ち上がったチーム同士が、その後に続くクルーバトルで対戦していくので、ショーケースには慣れていました」

 Dリーグにすんなりと適応できたのは、これも理由のひとつだった。幼いころからブレイキンのバトルで個を磨き、ショーケースで息を合わせて踊ってきたからこそ、両方の舞台で今、圧倒的な存在感を見せている。

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