喧嘩もあったチームが結束。カワイイランキング上位のダンサーKotoriが振り返る成長の日々 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 廣瀬久哉●撮影 photo by Hirose Hisaya

苦悩からの結束

――2021年1月に始まったファーストシーズンで、CyberAgent Legitは9位という悔しい結果に終わりました。今振り返ってみて、どんなことで苦労しましたか。

 苦労したことはたくさんあったな。まず、一人ひとり活躍している同世代のダンサーたちが8人集まったので、チームとしてぶつかりあったことがありました。みんな家族みたいに仲がいいんですけど、家族も仲がよすぎて喧嘩することがあるように、そういうことがチームにもありました。それを乗り越えるために、理解し合うこと、話し合うことの大切さを、知ることができました。

 LegitはもともとDリーグのために集まったメンバーなので、個人的にはファーストシーズンを通してチームが成り立ってきたと思っています。その経験を踏まえたうえで今シーズンがあるので、確実に練習の質が上がったし、理解も深まりました。人間関係もさらによくなって、ダンスもみんな確実に昨シーズンより上達していると思うので、そこは明らかに変わったと思います。

――チーム数が11に増えたセカンドシーズンは、11ラウンド終了時点で8位です。ファーストシーズンとセカンドシーズンの違いはどのあたりにあると考えていますか。

 昨シーズンはメンバー全員で全12ラウンド作っていたんですけど、今シーズンはディレクターのFISHBOYさんや振付師さんをゲストに呼んで、自分たちも余裕を持ちつつ、作品の質を上げることができていると思います。

――Kotoriさんはシーズンの途中で足首を骨折し、不本意なシーズンとなってしまいましたが、出場できない間どんな思いでチームの活躍を見ていましたか。

 ずっとみんなのサポートをしていたんですけど、本番でみんなのダンスを見ると、本当に頑張ってるなと改めて思えました。自分的には、ダンスを踊れないってこんなにきついんだと思いましたし、改めてダンスが大好きなんだなって実感できる期間でした。それに尽きます。

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