日本競輪選手養成所で選手候補生募集 若手選手たちは「こんなに稼げる職業はなかなかない」「努力次第で活躍できる」と笑顔
ともに2025年5月にデビューを果たした丸山留依(左)と北岡マリア(右) photo by Manabu Takahashi/Photoraidこの記事に関連する写真を見る「ここで人生変えてけ」
このキャッチコピーが躍る、日本競輪選手養成所の公式ホームページ。まさにこのフレーズどおり、競輪選手を目指したことによって、自らの力で道を切り開き、人生を好転させてきたアスリートが何人もいる。
ただ競輪選手にはすぐになれるわけではなく、約10カ月間、養成所で学び、プロスポーツ選手としての実力と知識を身につけなくてはいけない。毎年その門戸が開かれており、現在この養成所に2027年5月から入所する選手候補生を募集している。人生を変えるほどの価値を生み出す養成所とは、いったいどんなところなのだろうか。
2024年5月に養成所に入所し、翌年5月にデビューを果たした丸山留依(静岡・127期)と北岡マリア(石川・128期)に、養成所での生活や訓練の様子、選手としてのやりがいなどを聞いた。
試験に向けてしっかりと準備
――おふたりとも高校から自転車競技を始めましたが、どんなところに楽しさや魅力を感じましたか。
丸山 それまでは陸上競技やサッカーをやっていたんですが、自転車競技ではどんどんタイムが伸びて、強くなっていくのも実感できたので、すぐにはまった感じです。
北岡 私はトライアスロンをしていましたが、そのなかでも自転車競技が得意だったので、高校から自転車競技に専念しました。最初はうまくいかなかったんですが、少しずつタイムも出るようになって成長している自分を実感できたのが、楽しくなったきっかけです。
――競輪選手を目指したのはいつ頃ですか。
丸山 父(丸山啓一/静岡・74期)が競輪選手だったこともあって、小学6年生とか中学生の時には競輪選手になりたいと思い始めていました。スポーツ選手としてかっこいいなと思いましたし、お金を稼げることも魅力に感じた点でした。
北岡 高校時代に競輪選手と練習する機会があって、そこで競輪選手を知ったんですが、自転車競技を続けていくなかで、自然と興味を持つようになりました。高校3年生の時の目標がインターハイ連覇だったんですが、それを達成したら目指そうかなと思っていました。
――日本競輪選手養成所の試験(※)に向けてどんな準備をしましたか。
※試験はバンク走行経験がある人におすすめの「技能試験」と、自転車競技未経験者におすすめの「適性試験」があり、それぞれ1次試験、2次試験がある。タイムの測定や運動能力測定のほかに、口頭試問・適性検査・作文などがある。
丸山 高校3年のインターハイが終わってすぐに競輪用のフレームに変えて練習し始めました。朝練もやりましたが、最初は全然タイムが出ず、悩みました。また筆記の試験に向けて問題集を購入して放課後に友達に教えてもらったりしましたし、部活の顧問の先生には面接の練習もしてもらいました。
北岡 インターハイを終えた後に、国体の予選もあったりして、シームレスにずっと練習をしていましたし、いいタイムが出ていたこともあったので、特別なことはしませんでした。ただ筆記試験については問題集を買って勉強して、面接については高校の先生にお願いしてやってもらいました。
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