櫻坂46小池美波「あの時と同じことを繰り返してはいけない」。中学のテニス部経験を糧に成長したこと (3ページ目)
チームのために個人の目標に全力を尽くす
ーー中学2年からは美術部に転部したんですよね。
小池 ソフトテニスは1年間でだいぶ心が削れていってしまったので、2年の途中から美術部に。友達から「廃部危機で、何もしなくていいから入ってほしい」と言われたので(笑)。
でも、もともと絵を描くことは好きだったので、自分から積極的に描いていました。ずっと美術準備室にこもって、大好きな絵の具や油絵の匂いを感じながら、何も考えずに黙々と筆を動かしていました。スケッチブックは毎日必ず持っていましたから、普通に10冊以上は使いきっていたと思います。
ーー本当に夢中になって描いていたんですね。どんな題材でスケッチを?
小池 静物だったり、風景だったり、その時に目についたものを描いていました。それで描くときは、ちょっと変かもしれないんですけど、必ず制限時間を決めて描くようにしていたんです。たとえば、30分と決めたらタイマーをセットして、その時間内に集中して描ききる、という感じでやっていました。
ーー長時間だと集中力が散漫になってしまう。
小池 そうです。あまりダラダラやっていても自分にとってよくないかなと。なので30分間はちゃんと集中して、描き終えたあとは窓の外をぼんやりと眺めながら一回心を落ち着かせていました。いろんな部活の人たちが外周を走っている姿を見て、「あぁ、私もよく走ってたな」と思ったりしながら。
ーー窓辺に見えるのが、クラスメイトだった阪神タイガースの佐藤輝明選手、というのも絵になりますね(笑)。
小池 確かに(笑)。野球部は他の部と比べて掛け声が大きかったので、すぐにわかりました。あ、今野球部走ってるなって。きっと、佐藤君も頑張って走っていたんだと思います。
阪神・佐藤輝明選手とは中学時代のクラスメイト。小池さんは阪神ファンでもあるこの記事に関連する写真を見る
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