櫻坂46小池美波「あの時と同じことを繰り返してはいけない」。中学のテニス部経験を糧に成長したこと (4ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

ーーちなみに、小池さんが野球以外に好きで見ているスポーツってありますか?

小池 バレーボールはけっこう好きで、高校バレーや、日本代表の試合も見たりします。全員で粘り強くボールを拾って次につないでいく、"拾うバレー"をスローガンにしているチームが多いんですけど、本当にカッコいいなって思うんです。選手一人ひとりが、お互いのために、チームのためにと全力でボールを追いかけていく。あぁ、これがチームスポーツなんだなって。

 私はソフトテニス部時代、自分のことで精一杯で、チームメイトのことまで考えることができず、大事なことに気づけなかった。けどいまは、櫻坂46というチームのなかで、「グループのために、メンバーのために何ができるだろう」と考え、目標を設定して行動に移すことができるようになりました。

 スポーツもアイドルも、ジャンルは違えど、戦う世界にいるという意味では通ずる部分が多いと思います。ソフトテニス部時代の経験を含めスポーツにたくさんのことを学ばせてもらったと感じています。

(終わり)

【profile】
小池 美波 こいけ・みなみ 
1998年11月14日、兵庫県生まれ。父親の影響で、物心ついた頃から阪神タイガースファン。中学時代はソフトテニス部に入部、その後は美術部へと転部し副部長も務める。2015年に欅坂46第1期生オーディションに合格し、翌2016年4月に1stシングル『サイレントマジョリティー』でCDデビュー。2019年にはソロ写真集『青春の瓶詰め』(幻冬舎)を発売。翌2020年10月に欅坂46が櫻坂46に改名、再出発後、全シングルで表題曲歌唱メンバー入りを果たしている。

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