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平原綾香が憧れる村元哉中&髙橋大輔の演技と素顔。「大好きなふたり。セクシーでカッコよくて」

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamamoto Yumeko

2021年、『LUXE』で共演した平原綾香さん(中央)と村元哉中選手(右)、髙橋大輔選手(写真=事務所提供、以下同)2021年、『LUXE』で共演した平原綾香さん(中央)と村元哉中選手(右)、髙橋大輔選手(写真=事務所提供、以下同)この記事に関連する写真を見るアイスダンスのチームを結成してから2シーズンを終えた、「かなだい」こと村元哉中・髙橋大輔。3月下旬に初めての世界選手権に挑んだふたりについて、髙橋が座長を務めたアイスショー『氷艶〜月光かりの如く〜』や『LUXE(リュクス)』で共演したシンガーソングライターの平原綾香さんに話を伺った。『氷艶』の裏話や、平原さんから見た彼らの人となり、世界選手権の感想などをお届けする。

誰もやっていないことに挑む姿勢を尊敬

ーー平原さんが村元選手、髙橋選手と初めて共演したのは2019年7月のアイスショー『氷艶〜月光かりの如く〜』ですか?

平原綾香(以下、平原)
 村元さんとは『氷艶』が初めての共演で、髙橋さんとはそれまでにも面識はありましたが、仲良くなったのは『氷艶』からです。私はもともとフィギュアスケートを観ることが大好きで、昔から応援していました。

ーーアイスショーで共演することが決まった時はどう思われましたか?

平原 アイスショー出演のお話をいただいて、歌うだけではなく、自分が滑るシーンもあると聞いた時はびっくりしました。さらに髙橋さんのお相手役で、源氏物語で藤壺の役とのことで。驚きすぎて、その時はまったく想像がつきませんでした。

 フィギュアスケートが大好きだった私は、あんなふうに滑れたらどんなに気持ちいいだろう、滑りながら歌を歌えたら最高なのに!とずっと憧れていました。なので、「私の夢は、いつかスケートを滑りながら歌うことです」と、デビュー当時からいろんなところで話していたんです。まさかその夢が今世で叶うとは!(笑)

 実際には、その夢が叶ったことにもあまり実感がわかないままにお稽古がスタートしました。とにかく必死にスケートの練習をしていました。

ーースケートを体験してから見る髙橋選手の滑りはいかがでしたか?

平原 スケーターの方の滑りを観ていると、なぜか自分も滑れる気になりませんか? だけど実際に滑ってみるとこんなに難しいんだ、って。滑るだけでも大変なのに『氷艶』では当然、歌も歌わなければならないので、自分のコンサートでステージに立った時、"滑らない床"にとても感謝したことを覚えています(笑)。

 髙橋さんは演技や歌にも挑戦し、エンターテイナーとしてもマルチな才能を持っている方だと思いました。人間的にも本当にすばらしくて、合宿した時も座長として仲間を気遣っていました。みんなついてこいよ!という性格ではないんですけど、とても頼もしい方でした。彼が困っていたら助けよう、と誰もが思えるリーダーですね。

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