2022.04.05

櫻坂46小池美波「あの時と同じことを繰り返してはいけない」。中学のテニス部経験を糧に成長したこと

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

櫻坂46 小池美波インタビュー後編
「テニス部経験で学んだこと」

櫻坂46の1期生メンバーで、「みいちゃん」の愛称で親しまれている小池美波さん。兵庫県出身のはんなりとした関西弁や柔らかな雰囲気で人気を博し、バラエティーやラジオ番組で活躍を続けている。"かわいらしさ"が印象的な彼女だが、自身の公式ブログではたびたび、個人の目標やグループへの想いをつづるなど志高く、内面は熱い。それは、自らの体験や反省を反面教師にしている中学1年のソフトテニス時代の影響が大きかったからだという。一体、どんな経験をしたのか。同じく中学で精力的に取り組んでいた美術部時代も併せて話を聞いた。(阪神愛を語った前編から読む>>)

ソフトテニス部時代の思い出を語った櫻坂46の小池美波さんソフトテニス部時代の思い出を語った櫻坂46の小池美波さん この記事に関連する写真を見る

プレッシャーを感じやすかった

ーーテニスはもともと好きだったんですか?

小池美波(以下、小池)
 いえ、正直まったく興味はなかったんですけど、1週間あった仮入部期間中にいろいろ体験したなかで、ソフトテニス部が一番楽しいなと思ったので入部を決めました。自分のキャラクターには絶対に合わないと思う競技だったんですけど、頑張ってやってみようと考えました。

ーー実際にソフトテニス部に入ってみていかがでしたか?

小池
 めちゃくちゃハードでした。入部当初はほとんどボール拾いで、なかなかラケットで打たせてもらえなかったですし、外周を走るのも本当にしんどくて。最初の頃が一番キツかったです。

ーー準備や片付けは、新入りの1年生中心で行なうことが多いですよね。大会に出ることはできましたか?

小池 大会には、出場できました。でも試合となると、いつも自分のことで精一杯になっちゃって、周りが見えなくなることが多かったんです。私はダブルスの前衛だったんですけど、このポジションは得点を取ることが当たり前、みたいなところがあって。その役割を果たせないと、どんどんプレッシャーを感じてきて、余裕がなくなってくるんです。「点取らなきゃ、点取らなきゃ」って。いつもそのことで頭のなかがいっぱいでした。

 さらに負けそうになると、監督の声もまったく聞こえないくらいに焦っちゃう。それくらいプレッシャーを感じやすいタイプだったので、「なんでこんなに自分のことで一杯一杯になっちゃうんだろう......」ってすごく悩んでいました。

ーーその重圧を乗り越えて、試合に勝つことはできましたか?

小池 勝てた試合もありました。けど、あまり"勝った感"が自分のなかにはなかったです。点数のことを考えすぎると、それがプレッシャーになってしまうので、試合中はなるべく点数を見ないようにはしていて。あまり試合の状況を把握していないことが多かったんです。それで、大会だと学校の先輩や同級生が応援しに来てくれるので、試合に勝つと「わぁー!」って歓声が上がるんです。その瞬間に、「あ、勝ったんだな」とようやく気づく感じでした。なので、「やったー!」というような喜びはなかったです。