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櫻坂46小池美波「あの時と同じことを繰り返してはいけない」。中学のテニス部経験を糧に成長したこと (2ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

「目標」がなければ「成長」はない

ーーでは、あまり気持ちの面での達成感を得られた試合はなかったのでしょうか?

小池
 そうですね。何か目標を持って取り組んでいたわけではなかったので、そもそも達成感を得られるような気持ちの状況をつくれていなかったのかもしれません。がむしゃらに目の前のことをやっていた感じだったので。当時はそれでよかったのかもしれませんし、あの1年間は学ぶことも多かったです。けど、自分のなかの成長はなかったように思います。

ーー成長はなかったと思う?

小池 はい。やはり目標設定をして、そこに向かって練習を頑張り、課題をクリアしていくことではじめて達成感や自分の成長を感じることができると思うので。ソフトテニス部時代のように、目標がないまま物事に取り組んでもうまくいくわけがないなって、今はすごく感じているんです。

テニス部時代の学びが今に生きているというテニス部時代の学びが今に生きているというこの記事に関連する写真を見るーーということは、ソフトテニス部時代の経験は、いまの自分の成長にはつながっている。

小池 本当にそう思います。「あの時と同じことを繰り返してはいけない」「あの時みたいにくよくよしてちゃだめだ」と、自分に言い聞かせています。

ーー確かに自身の公式ブログでも、一つひとつのことに対して目標を立てていますよね。ズバリ、いまの目標を教えてください。

小池
 櫻坂46としては今年で2年目になるんですけど、まだまだ私たちの曲が(たくさんの人に??)届いていないのかな、と感じていて。というのも、たまに「(前身の)欅坂46の曲を歌ってほしい」という声を聞くんです。それはつまり、櫻坂の曲が欅坂の曲を超えることができていないということ。私としては、「櫻坂のあの曲が聞きたくてライブに来てるんだよ」「櫻坂のこの曲を聞いて一日頑張れてるよ」っていう人をひとりでも増やしていきたい。グループのことは知らなくても、「あ、この曲知ってる!」となるくらい私たちの曲を広めていきたい。そのために頑張ることが、今の最大の目標です。

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