熱を伝えるチームに変貌。ダンサーFISHBOYがDリーグ2シーズン目で巻き返しを誓う (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • 廣瀬久哉●撮影 photo by Hirose Hisaya

「20-21 SEASONでは、みんな何かを抱えているんですけど、言ってくれないという感じがあって、1つになれなかったという反省点もありました。だから、徹底的に1on1ミーティングを行なって、毎日20分、1週間で全員と話せるようにしました。

 あと、僕が何をしているのかを認識されていないところがあったので、それも伝えました。毎日1on1ミーティングをやっていると、ポロッと本音が出てくるんですね。それは非常によかったです。結束力も強くなりましたね」

 違うバックボーンのダンサーたちが集結したこともあり、最初は結束力は弱かったのかもしれない。しかしラウンドを重ね、互いを知り、他ジャンルのダンススキルを学び、一つの作品を試行錯誤して作り上げていくことによって、着実にお互いの距離が縮まり、ダンスにも進化が見られた。そして20-21 SEASONで出た課題を一つ一つクリアし、いよいよ21-22 SEASONを迎えることになった。

ディレクターを務めるFISHBOY。21-22 SEASONでの躍進を誓うディレクターを務めるFISHBOY。21-22 SEASONでの躍進を誓う「20-21 SEASON は、冷めたチームだと見られていたと思うので、熱を伝えることが、僕たちの課題だと共通で認識しています。だから21-22 SEASONでは、熱いLegitが見られると思います。

 そして、レギュラーシーズンとチャンピオンシップを合わせて最大15作品のなかで伝えたいのは『impossible is nothing』(不可能なんてない)というメッセージです。最初は、ジャンルも違うから『一つになれるの?』『勝てるのかな?』と思われているところもありましたが、21-22 SEASONでは、僕らがまず勝つことで、不可能だと思われたことを可能にしていきたいんです。

 それから各個人が『無理だろう』と思っている夢も同時に実現することで、それを見ている人たちに、『夢って頑張れば叶うんだ』とか、『諦めるのはまだ早いのかも』という気づきを与えて、夢を追いかけることの大切さを伝えたいですね」

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