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DeNA今永昇太流、『呪術廻戦』の楽しみ方。「いつか黒閃のようなボールが投げたい」 (2ページ目)

  • 石塚隆●取材・文 text by Ishizuka Takashi
  • photo by Kyodo News

 現在、アニメ放送も含め世間から大きな注目を浴びている『呪術廻戦』。今永はこの作品のどこに魅力を感じているのか。

「僕がいいなって思うのは、基本的に漫画って空想の世界じゃないですか。けど『呪術廻戦』は、例えば渋谷だとか現在の街並みがリアルに描き出されているところです。だから空想の世界であるにもかかわらず、あたかも自分がそこにいるような感じになる。実際の街並みを見て『あ、この風景はあのシーンで登場したな』とか現実とつながっていて楽しいと思うんですよね」

 リアルな世界観で展開する非現実的なバトルとストーリーに今永は引き込まれる。なかでもとくに好きなキャラクターは、最強呪術師の五条悟だ。

「主人公の虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)も好きですよ。格上の相手にがむしゃらに突っ込んでいく一方で、自分を犠牲にしても仲間を守る姿勢はカッコいいなって。ただ五条先生は実力における格が違うというか、おそらく週刊少年ジャンプ史上最強のキャラクターなんじゃないですかね」

 圧倒的な強さに惹かれる理由を、今永は端的に説明してくれた。

「強いということは、つまり皆を守ることができるということです。そういった存在はすばらしいと思うし、カッコいいですよね」

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