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【マラソン】レジェンド瀬古利彦、黒田朝日をはじめ若手の台頭に大いに期待「いつまでも大迫じゃないだろうというところを...」 (2ページ目)

  • 佐藤俊●取材・文 text by Shun Sato

【学生のうちにマラソン挑戦すべき】

期待の若手を聞くと、瀬古氏は次々に名前を挙げた photo by Miki Sano 期待の若手を聞くと、瀬古氏は次々に名前を挙げた photo by Miki Sano 

――トラックとマラソン、両方やることで強さが生まれる。

「マラソンの選手でトラックをあまり走らない選手は、同じスピードで押していくことはできるけど、大胆にペースを切り替えたり、ラストスパートをすることがなかなかできない。競り合ったなか、最後にスパートをかけ合うこともあるわけで、そういうところの強さも兼ね備えていかないと世界では勝てないですよ」

――トラックは、マラソン以上に世界との距離が遠い状況です。

「今のトラックの選手は、1500mをやろうとしてもスピードが足りなくてダメだから5000mに、同じく5000mをやろうとしてもダメだから10000mに、となっていますね。だから、1500mの層が薄い。実際、1500mを3分35秒で戦える国は日本くらいで、世界では3分30秒を切らないと戦えない。5000m1240秒、10000m26分台じゃないと世界では戦えません。

 それなのに、5000mの日本記録は、いまだに大迫君(傑、リーニン)が10年以上前に出した1308402015年)ですよ。だから、そこはもう佐藤圭汰君(駒澤大)に期待しているんですけどね。(大学卒業後の今春から)5000mのスペシャリストを目指すそうなので、早い段階で12分台を出して、日本のトラックのレベルをどんどん引き上げていってほしいです」

――一方、トラックでオリンピックに出たような選手たちが、今後はマラソンへと舞台を移す気配も見えます。

「トラック組では、昨年の日本選手権の10000mで勝った鈴木芽吹君(トヨタ自動車)は楽しみですね。それに太田智樹君、田澤廉君(いずれもトヨタ自動車)もいますね。彼らがマラソンに挑戦して、その後どうなるかは期待したいです。

 箱根で活躍した選手でいえば、太田蒼生君(GMOインターネットグループ)も平林清澄君(ロジスティード)、吉田響君(サンベルクス)も楽しみですね。(※インタビューは大阪マラソン前の2月17日に実施)

 黒田君、溜池君もいいマラソンランナーになると思いますし、(東京マラソンに出場予定の)早稲田の後輩の工藤(慎作)君もどこまで走れるのか。学生のうちにマラソンに挑戦するのは、私自身もやっていたことなのでよくわかりますが、絶対にやったほうがいいんですよ。マラソンを走れば箱根なんてその半分の距離ですから(笑)。そこでもしっかり結果を出せるようになると思います」

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