青山華依がトレードマークのキュートな笑顔で疾走 大ケガを乗り越えてパリ五輪へ前進 (4ページ目)
左膝はまだ万全ではなく、練習や日常生活でも制限されている動きや姿勢も多い。そんな状況でも、一度も走ることなくシーズンを終えるのではなく、ここでレースを走ることができた意味は大きい。競技人生のなかで、ツラい時期を過ごした9カ月間を乗り越えられたこの経験は、今後の彼女の強みになっているだろう。
「今の体でどんな走りができるか」を確認できたことで、これからの身体づくりの目標も明確になった。ここから再び冬期練習に入る予定だという。
「まだ伸びしろはあるなと思えたし、これからもっと頑張れる、冬期も頑張ろうと思いました。『いけるんじゃない』という自信もちょっとつきました」
こう話した青山は胸を張った。どんな状況でもポジティブなエネルギーを持って笑顔で乗り越えてきた彼女は、パリ五輪に向けて再び走り出す。
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