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日本男子リレーが発揮した修正力。
失敗から1週間でどう立て直した? (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 中村博之●写真 photo by Nakamura Hiroyuki

 結果日本は、2位のUSAオールスターズを0秒73突き放し、世界リレーで優勝したブラジルの記録を0秒05上回る、今季世界最高の38秒00でゴールした。

 これは、日本歴代4番目の記録だが、2走から4走までが向かい風だったことを考えると、好条件ならば37秒台を出せる力があることを証明した。

 山縣も、「もともと、ポテンシャルのあるチームだと自分たちも思っていたので、37秒台を目指していたところもありますが、僕と多田くんのところも、小池くんとのところもまだ少し余裕があった感じがしました。そこを磨いていけば、もっとタイムが出る状態だと思うので、今日はまずまずだったのかなと思います」と納得の表情を見せる。

 主力である山縣と桐生がこれまでの1走や3走ではなく、違う区間を走って出した38秒00。世界リレーの反省をしっかり生かしたこの結果は、チームとしてのこの先の可能性を大きく広げるものであった。

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