痛恨の極み。3大駅伝選考へ重要な夏、好調な東海大3年を襲った事件 (5ページ目)
「トラックシーズンは5000mで13分台を出せたので、まずまずでした。駅伝も昨年はちょっと戦える気がしなかったんですけど、今年はやれる気がするし、調子を合わせていけば勝負できると思っています。今年を逃すと4年目だけになってしまうし、最終学年の時だけ走るのは嫌なので、なんとか絡んでいきたいですね。そのために夏合宿をしっかり走りたいと思います」
小松以外にも、中島が6月の世田谷の記録会(5000m)で13分53秒92の自己ベストを更新し、平地でも十分に走れることを証明した。箱根6区、下りのスペシャリストだが、それだけに留まらない走りを見せている。
湯澤も好調を維持し、昨年箱根を走れなかった悔しさを晴らす準備ができている。
彼らの活躍を見つつ、春のトラックシーズンにおけるチーム全体の状態を、両角監督はどう見ていたのだろうか。
そのことを問うと、両角監督は厳しい表情を見せた。
(つづく)
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