【月報・青学陸上部】夏合宿に同行。どんな練習を消化しているのか? (8ページ目)

  • 佐藤 俊●文・写真 text & photo by Sato Shun


 時間通りに夕食を取り、マッサージなどのケアをして、午後10時に就寝。

 1日がアッという間に終わる。緻密で豊富で濃厚な夏季合宿は選手の心の拠り所となり、自信となって秋の駅伝シーズンに実を結ぶことになるはずだ。

「例年、ケガ人がだいたい1割ぐらいは出るけど、今回はそこまで出ていない。ここまではきわめて順調だと思います」

 原監督は、満足そうな表情でそう言った。自らの経験から、この先、選手とチームがどう成長していくのか、なんとなく見えているのだろう。それが表情に素直に表れていた。 

 次の選抜合宿は9月9日、新潟県の妙高高原でスタートする。出雲駅伝をにらんで、いよいよメンバー選考が本格化していくことになる。

(つづく)

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