【東京マラソンへの道】中島彩「私がストレッチを始めるようになったワケ」 (4ページ目)
★鍼灸
私は鍼灸院に、週に一度は通っています。私は医療について素人レベルの知識しかないので、あまりお話できることがないのですが……。でも、走り疲れた身体を回復させるには、私にとって鍼灸が一番です!
鍼(はり)のおかげで疲れたふくらはぎもしっかり回復 身体に不調があるときは、鍼灸師の先生に具体的な箇所を伝え、集中的にそこを治してもらいます。また先生には、施術中に細かい悩み事も話します。「ココ(傷めている箇所)、走っているときには痛まないけれど、走り終わったあとに痛いんです……。なぜですか~?」というふうに。先生は予想される原因を教えてくれて、しっかり治してくれます! 身体の悲鳴を客観的にチェックしてもらうことで、大ケガを防げられていると思います!
(協力:たんぽぽ治療院)
私が筋トレのジムや鍼灸院に通う理由は、「身体のケア」だけでなく、「心のサポート」もあるんです。ジムにも鍼灸院にも、私を毎回担当してくれる先生がいらっしゃいます。そして先生たちは私の心身を、年間を通して見てくれています。大会前の不安を一緒に解消し、優しく送り出してくれて、そして最後に「マラソン完走」を一緒に喜んでくれるんです!
私は、マラソンライフを支えてくれる方々を『チーム彩』と、勝手に呼んじゃっています。もちろん、彼らはそんな名前、知りません(笑)。プロのアスリートは、「いろんな分野からのサポート体制が完璧だろう」というイメージがあります。なので私も、かなり規模は小さくなりますが、その体制を自作してみたのです。マラソンは結局、ひとりで行なうスポーツ。だからこそ、一緒にゴールに向かって走ってくれる存在は、大きな支えです。地元のジムに、地元の鍼灸院と、ちょっとローカル感の漂う『チーム彩』。しかし、自分ひとりでは今日まで走れなかったと思っています。
みなさんの(想像上の)オリジナルサポートチームには、どんなメンバーが浮かびますか? 整体の先生でしょうか? それともスポーツクラブのトレーナーでしょうか? その方々が自分の目標とする大会に一緒に進んでくれるサポーターとなってくれるだけで、なんだかやる気が湧いてきますよね!?
●自由な休足日……好きな物を食べる&飲む! 好きなことをする!
私はビールが本当に好きなんです 週に一度、設(もう)けるのが「休足日」。この日は絶対に走らないことにしています。休足日には、「心と身体が欲していることをする」。ただ、それだけです。
私が「休足日にしたくなること」を挙げます!
★ビールをたくさん飲む! 買いだめした世界中のビールを飲む。
★胃がもたれそうな脂っこいものも食べる!
★入浴剤をたっぷり入れてお風呂に1時間。もしくは銭湯。
★朝寝坊する。もしくは夜更かしする。
★とにかく友人と遊ぶ。
健康的なのか、非健康的なのか、微妙なところですが、普段のランニングライフだとためらってしまうことも、思い切ってドンドンやります。心身のストレスをふっ飛ばし、リラックスを極めるのです! 「こんなに遊んだのだから、また走ろう!」と気分転換になって、またランニングが続けられます。
休むときは、とことん休む! これが市民ランナーにとって一番大切だとも思います。「毎日、休まずに走りたい!」と頑張る方も多いですが、休んでこそ、走れる身体を作れるんじゃないかと。今後、何十年もランナーでいられるよう、私はしっかりと休むことで、心も身体も労わっています!
さて、次回のテーマは、『RUN×ウェア&シューズ』。
空前のランニングブームで、バラエティあふれるウェア&シューズ! 私のお気に入りウェアは!? そして走り方を矯正するインソールも作ってみました! さらに移動ランに欠かせない「便利RUNリュック」もご紹介します!
それでは、東京マラソン2013に向け、来週も市民ランナー・中島彩は走ります!
LET'S RUN WITH ME!!
日々の練習の様子は、こちらをチェックしてください!→中島彩オフィシャルブログ「走ろう!彩と。」
【profile】
中島彩(なかじま・あや)
1987年8月1日生まれ、大阪府寝屋川市出身。慶應義塾大学法学部卒。元東海テレビ報道スポーツ局。現在はキャスト・プラス所属のフリーアナウンサー、タレント。身長158センチ。趣味はマラソンの他に、三国志研究、政治研究。
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