【ミラノオリンピック】アルバイト生活も経験した二階堂蓮 成長の要因は「思考のレベルアップ」 (2ページ目)
【経験を積んで毎シーズン成長中】
変化があったのは、W杯参戦2シーズン目のことだった。
「序盤のクリンゲンタール大会で、作山憲斗ヘッドコーチから助走のスタートのやり方のアドバイスをもらって変えたら、それがけっこうハマりました。自信が持てるようになったきっかけは、その試合だったと思います」
こう話すように、そこからは10位台中盤の結果を安定して出すようになり、総合順位も日本人2番手の22位まで上げた。
そして、昨季はさらに順位を19位に上げ、「何度か表彰台に上がれるチャンスもあったので、冷静に自分のジャンプができれば、表彰台も見えてくると思う」と強気な言葉を口にしていた。
結果とともに自信も身に着けてきた二階堂は、ここまでの道のりをこう分析している。
「僕の場合はジャンプに対する課題がはっきり見えていたので、そこをしっかりとこなしていくことで年々成績が上がり、そこからどんどん自信をつけていった感じです。だから、今季はシーズン前から自信があったし、それに加えて初表彰台以降は、心に余裕ができたのを感じていました。優勝もそうだけど、表彰台に乗る回数が増えたことで、トップで戦う環境に慣れてアベレージも上がってきたのかなと思います」
作山ヘッドコーチも、五輪直前の今年1月に行なわれた札幌大会で、3位と6位だった二階堂についてこう評価していた。
「難しい条件のなかで、本人もわずかなミスを悔しがっていましたが、完成度が高いなかで、それを感じられているのは、かなり成長したところ。これまでは失敗のほうが多かったですが、その失敗を生かして毎年思考のレベルアップができています。近場で見ていても五輪の舞台で活躍できる内容になってきていると思います」
そして好調を維持したまま、二階堂は五輪本番を迎えた。
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