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フェンシング・松山恭助が「精神的にきつかった」という苦悩から脱することができた「大きな転機」 (5ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi

――そのあたりからチームとしても勢いがついてきたようですね。

 間違いなく一人ひとりの実力がついてきましたし、それぞれの個性をしっかりと生かしたチームづくりがうまくできたのかなと思います。それで少し責任も分担されてきて、自分に集中できていきましたし、あまり自分が自分がというふうにもなりすぎず、うまくバランスも取れていきました。そのなかで(自分は)チームがいい方向に向かって行くようにと意識してやってきました。

(つづく) インタビュー後編はこちら>>

【Profile】
松山恭助(まつやま・きょうすけ)
1996年12月19日生まれ、東京都出身。株式会社JTB所属。4歳からフェンシングをやり始め、小学2年のときに全国大会で優勝する。小学5年から世界大会に出場し、高校時代は1年から3年まで男子フルーレ個人戦で3連覇を達成。高校1年時にはU-17世界選手権を制覇した。その後も数々の国際大会で活躍し、東京五輪にも出場。男子フルーレ個人14位、男子フルーレ団体4位の結果を残した。2022年11月のワールドカップ、男子フルーレ個人で金メダルを獲得。パリ五輪では男子フルーレ個人10位、男子フルーレ団体で金メダルに輝いた。

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