藤澤五月が「完成形」に手応え カーリング日本選手権でロコ・ソラーレを止めるのは? (2ページ目)
時に勝敗よりも、投げ方の矯正を重視したため、結果にはなかなか結びつかなかったが、カナダ遠征中に「完成形に近づきつつある」とスキップの藤澤五月。一定の手応えを得ていただけに、不調というより"充電"や"助走"と解釈したほうが、このチームに限ってはなじむかもしれない。
シーズン開幕前に「"ここで勝ちたい"という試合を明確にして、結果を出せる準備をしたい」と藤澤が語っていたように、日本選手権でその"完成形"を披露できれば、3連覇にもっとも近いチームであることは間違いない。
一方、ライバルチームも虎視淡々と女王の座を狙う。
小谷優奈をスキップに据えて新たなスタートをきり、今季3勝を挙げているフォルティウス。昨年末に地元開催の軽井沢国際で初優勝を果たし、勢いに乗る中部電力。昨年の日本選手権でロコ・ソラーレから白星を奪っている北海道銀行。
さらに、今季ツアーでロコ・ソラーレに勝利しているSC軽井沢クラブとロコ・ステラ。また、新鋭の岩手県協会やGRANDIRとは、ロコ・ソラーレにとって今回が初顔合わせとなる。何が起きても不思議ではない。
2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックの代表選考に向けて、今回と来年の日本選手権の優勝チームは大きなアドバンテージを得る。
充実の強化を積んできたライバルチームが、ロコ・ソラーレを止めるのか。ロコ・ソラーレが地力と進化で勝ちきるのか。熾烈な1週間が始まる。
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