ガールズケイリン先駆者の石井寛子がアルテミス賞レースで涙の地元V「一番練習している人が勝つと自分に言い聞かせた」 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 高橋学●撮影 photo by Takahashi Manabu

 いい流れを掴みつつある石井。この優勝を機にガールズグランプリ2023出場に向けて、さらにギアを上げていく覚悟だ。

 この日は新月のため夜空に月は輝いていなかったが、彼女がまさに今宵の月の女神として西武園競輪場のファンの心を温かく照らしていた。

【Profile】
石井寛子(いしい・ひろこ)
1986年1月9日生まれ、埼玉県出身。高校から自転車競技を始め、大学でも活躍。ガールズケイリン2期生として日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)で学び、成績1位で卒業。27歳の時にデビューし、いきなり優勝を飾る。それ以降数々の勝利を重ね、2017年にはガールズグランプリも制覇。2022年6月にはガールズケイリン史上初の500勝を達成した。

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