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Mリーガー高宮まりは「だめんず・うぉ〜か〜」でプロ雀士という仕事を知った。実際の麻雀もバイトの募集がきっかけだった (3ページ目)

  • 津金壱郎●取材・文 text by Tsugane Ichiro
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

---- 初めてのタイトル獲得の気持ちは今でも覚えていますか?

「どうだろう? 2013年のことですからね。初出場だったので最初は緊張したのかなぁ。『頑張ろう!』と思っていたことしか覚えていないですね(笑)」

---- 緊張するタイプですか?

「まったく(笑)。でも、プロになって初めてのテレビ対局で清水香織さん(日本プロ麻雀連盟)と同卓した時は、けっこう緊張しましたね。オーラがすごいなぁって」

---- 清水プロは女流雀士として初めて王位に就いたのをはじめ、数々のメジャータイトルを獲得した女流雀士のレジェンドですが、Mリーグでも沢崎誠選手(KADOKAWAサクラナイツ/日本プロ麻雀連盟)や近藤誠一選手(セガサミーフェニックス/最高位戦日本プロ麻雀協会)、多井隆晴選手(渋谷ABEMAS/RMU)など、多くの麻雀界のビッグネームと対戦されています。どんな心境なのでしょう?

「うれしいし、楽しいですよね。ふだんの対局で他団体の方と当たることは少ないですし、沢崎さんは同団体ですけど階級もプロになった期もだいぶ違うので、同卓する機会はほとんどなくて。貴重な経験ですし、実は一生懸命です(笑)」

---- そのMリーグについてですが、高宮選手は1年目から参戦されて今年で4年目になります。この4年間でMリーグに感じる変化はありますか?

「それはたくさんありますね。初年度はみんなが手探りな感じでしたからね。でも、試行錯誤しながら、4年目になって麻雀をされる方たちには浸透し、多くの方に見てもらえている実感もあります」

---- 打ち方も変化している?

「私の打ち方は、1年目と2年目からでは大きく変えましたね。1年目は打点の高さよりも相手より先行する手組みを優先させていました。2年目からは打点とのバランスを心がけるようになりましたね」

---- その理由を教えてください。

「所属団体のリーグ戦やテレビ対局など、ふだんやっている試合は半荘4回のトータルで勝敗が決まるので、その4回のなかで点数をまとめる打ち方ができるんです。だけど、Mリーグは半荘1回勝負。そこで勝ちきるっていうのは難しいので、先行することを優先させました」

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