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高宮まり「勝ったら運、負けたら技術。その技術を高めるのがプロ。どうやら麻雀が好きなようです」

  • 津金壱郎●取材・文 text by Tsugane Ichiro
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

Mリーグ女流雀士インタビュー(2)
高宮まり@後編

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 個人の戦いの先にある「チーム戦としての面白さ」もMリーグの魅力のひとつ。創設初年度からKONAMI麻雀格闘倶楽部のメンバーとして、麻雀業界の並み居るレジェンド&猛者たちに敢然と立ち向かっている高宮まり選手(日本プロ麻雀連盟)の凛とした姿は印象的だ。絶大な人気を誇る高宮選手にMリーグでの戦いについて聞いた。

◆高宮まり@前編はこちら>>「だめんず・うぉ〜か〜」でプロ雀士という仕事を知った

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高宮まり(たかみや・まり)1988年11月8日生まれの33歳高宮まり(たかみや・まり)1988年11月8日生まれの33歳この記事に関連する写真を見る---- Mリーグの話に入る前に、グラビア活動について教えてください。麻雀プロとしての活動で忙しいと思うのですが、グラビアをもっと見たいというファンの声もあります。

「ありがたいなと思います。ただ、所属連盟との話し合いで、半年に1回くらいにしようとなっているんですよね(笑)」

---- グラビア活動がゼロではないのは救いです(笑)。では本題に入りますが、Mリーグは半荘一回勝負という特殊な舞台です。集中力は対局前のどのタイミングで高めるのですか?

「私はMリーグでもほかの対局でも変わらないタイプなんですよね。緊張につながるから試合前はリラックスしたい人もいると思うんですけど、私は試合前から胃が痛くなるくらい気合いが入っている時のほうが結果もいいような気がしています」

---- 麻雀を打つ時に心がけていることはありますか?

「最近は『萎えないように』ですね。とにかく、元気をもってやろうと思っています」

---- 今季14試合に登板した時点では、1着3回、2着1回、3着5回、4着5回。ミスなく手づくりを進めても、なかなか結果につながらないジレンマもあっての「萎えない」なのでしょうか?

「ここまでMリーグで4回、ラスを引いてるんですけど、後悔はしていないんですよ」

---- どういうことですか?

「結果に対しての反省はするんですけど、そのプロセスでは後悔したくないと思っているんですね。今シーズンはそういう後悔がないので、前向きに受け止めています。1回1回の結果に振り回されていると、麻雀のスタンスがブレてしまいますから。勝ったら運、負けたら技術。そう思わないと続けていられないですし、その技術の部分を高めるのが麻雀プロだと思っています」

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