楢崎智亜と野口啓代、好成績も表情に明暗。
新たな弱点も見つかった (5ページ目)
今大会は登れなくて、新たな弱点として見つかったので、これからしっかり対策をとっていきます。そこを潰せれば、よりオールラウンダーになれますから」
オフシーズンから新たに取り組んできた『登っているときの姿勢改善』でも、公式戦だからこそ確認できたことがあったようだ。
「壁に対して身体をひねるのではなく、面のまま動かすという動きは、できた課題もあったし、できない課題もあった。録画を見ながら、『こういう時は、こうしよう』と確認して、身体の左右のポジションの微調整をしながら精度を高めていきます」
オリンピックまで残された時間は半年あまり。スポーツクライミングが五輪史で初めて行なわれる舞台に向けて、成長と進化のための彼らの挑戦は続く――。
5 / 5