2強の「ナガマツ」と「フクヒロ」。東京五輪決勝で対戦もあり得る (3ページ目)

  • 平野貴也●取材・文 text by Hirano Takaya
  • photo by Hirano Takaya

 今年4月末に五輪選考レースが始まって以降、ライバルである中国や韓国のペアが目覚ましい成長を遂げているのだ。とくに永原/松本は、五輪レースで韓国勢に2勝9敗と大きく負け越しており、苦手にしている。

永原/松本組は、大一番で強さを発揮している永原/松本組は、大一番で強さを発揮している 松本は「(韓国勢は)アタック力もあり、メンタルも強く、我慢強さも相当なもの。負けないパワーは持っているので、我慢強さを持つことと、あとは細かい部分でのミスが多くて負けていると思うので、最初から最後まで集中力を切らさずに戦い抜けるかどうか」と克服のイメージを話した。

 ファイナルズには、日・韓・中から各2組と、インドネシア、タイのペアが出場する。日本の2組か、追い上げ光る中国、韓国勢か。東京五輪のメダル候補が、中国の広州で激突する。4ペアずつ2組に分かれて行なう予選ラウンドの組み合わせ抽選は、開幕前日の12月10日に行なわれる。

 全日本総合の決勝で国内のファンを魅了し、五輪レースへと戦いの舞台を戻す永原/松本と福島/廣田の2組は、ファイナルズでも好成績を挙げて五輪レースのポイントを稼げるか、そして頂上決戦はあるのか注目だ。

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