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スノボ外国人メダリストが絶賛
「日本人ライダーはクレイジーだね!」 (3ページ目)

  • 徳原 海●文・写真 text&photo by Tokuhara Kai

 復帰した当初はもちろん怖さはありましたが、それでもスノーボードに乗ると地球上で最高の気分が味わえる。ケガしたことによってそれをさらに実感したし、今ではあのケガが今後の自分の滑りをさらによくしていくための大きなきっかけになるのではないかとさえ思います。平昌が終わった直後は北京のことは考えていませんでしたが、少し時間が経ち、今は出たいと思っています。十分な時間があるので、いい準備をしたいですね」

 女子は、平昌五輪ビッグエア金メダリストのアンナ・ガッサー(オーストリア)に話を聞いた。平昌のスロープスタイルでは強風の影響で本来の滑りができず、表彰台を逃したが、ビッグエアでは3本目にスロープスタイルで金メダルを獲っていたジェイミー・アンダーソン(アメリカ)を逆転。見事に自身初の五輪金メダルに輝いた。その後USオープンのスロープスタイルでもアンダーソンに次ぐ2位。2人が形成する盤石の"ワンツー"は、今後数年間は女子スロープスタイル、ビッグエアシーンを席巻し続けるはずだ。

「平昌でメダルを獲った瞬間は、もうすばらしい気分でした。トップライダーが集まった最高レベルの大会で、自分がイメージしていたベストの滑りが出せたので。USオープンやXゲームズは私にとって常に大切な大会ですが、五輪も4年に一度しかないという点で特別な存在。4年後のことはまだ考えていませんが、ずっと出られるレベルでいたいとは思っています」

 今や世界中の女子スノーボーダーの憧れの的となったガッサーだが、体操競技から転向し、スノーボードを始めたのがなんと18歳。たった7年で五輪金メダリストまで上り詰めた異色の経歴の持ち主は、10代のライダーたちが躍動する日本の女子スノーボード界をこう見ている。

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