2018.03.22

女子スノボの美しき10代
ニューヒロインたちは、北京のメダルに照準

  • 徳原 海●文・写真 text&photo by Tokuhara Kai

 平野歩夢、片山來夢(らいぶ)のワンツーフィニッシュ、松本遥奈の3位表彰台など、3月5日から10日(現地時間)にかけて行なわれたスノーボード・バートンUSオープンでの日本人ライダーたちの活躍についてはすでに詳細をお伝え済みだが、同大会では女子スロープスタイルにおいても日本スノーボード界期待のニュージェネレーションが世界を驚かせた。

大会終了直後の村瀬心椛。表情にはまだまだあどけなさが残る 彼女の名は村瀬心椛(ここも)。2004年11月生まれ、岐阜出身の13歳である。USオープンはもちろん初参戦。ウェイティングから大会前日に出場が決まった新星は、鬼塚雅、藤森由香、岩渕麗楽(れいら)ら”平昌組”が予選で姿を消すなか4位に食い込み、日本人で唯一決勝に進出してみせた。

 今回のUSオープン女子スロープスタイルには、平昌五輪スロープスタイル金メダリストのジェイミー・アンダーソン(アメリカ)、同じくビッグエア金メダリストのアンナ・ガッサー(オーストリア)をはじめ錚々(そうそう)たる面々がエントリー。そんな大舞台に臆することなく、予選2本目のランで75.3の高得点を記録。流れるような身のこなしが目を引いたジブセクションから、キャブアンダーフリップ540・フロントサイド720・バックサイド900と繋ぐ見事なルーティンだった。

「USオープンは目標にしていた大会なので、出られたこと自体が本当にうれしかったです。でも音楽を聴きながら滑っていたおかげで緊張はしなかったですね。ジェイミーやアンナはやっぱり強いです。”自分に勝つ”というオーラが出ていて、そういうところを私も見習いたいなと思いました」