あの「カー娘」も参戦。五輪新種目ミックスダブルスカーリングとは? (6ページ目)

  • 竹田聡一郎●文 text by Takeda Soichiro
  • photo by Yusuke Nakanishi/AFLO SPORT

 さて、ミックスダブルスの平昌五輪出場枠は、8カ国。4人制と同じく、五輪から逆算して直近の世界選手権2大会(2016年、2017年)の結果に応じて振り分けられるオリンピックポイントの合計によって、開催国の韓国を除く上位7カ国に出場権が与えられる。

 2016年の世界選手権は、前述したとおり蒔苗&荒木ペアが出場。惜しくもグループリーグで敗退し、現在日本はオリンピックポイントを保持していない。上位7カ国までに入るには、4月にカナダ・レスブリッジで開催される2017年大会で表彰台以上の結果が求められると言われている。

 非常に厳しい条件となるが、五輪出場権を得られた場合、国内の代表選考に関しては、前回覇者の蒔苗&荒木ペアが今回の日本選手権で連覇を果たせば、そこで同ペアが日本代表に内定。それ以外のペアが優勝した場合、そのチームと、時苗&荒木ペア、昨年の準優勝チームであるチーム青木(青木豪&藤井春香ペア)、さらに今回の準優勝チームと、最大4チームによる代表決定戦(北海道)が9月に行なわれる予定だ。

 平昌五輪で新種目となる歴史的なゲームに挑めるチームはどこか。その第一歩を刻む、日本一決定戦がいよいよ始まる。

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