あの「カー娘」も参戦。五輪新種目
ミックスダブルスカーリングとは? (3ページ目)
不安な点があるとすれば、スイープの持久力だろうか。両選手ともここ数年は、所属チームでスキップとしてのみプレー。ゲーム中、継続的にスイープを担うことはなかった。8エンドゲームではあるものの、若いペアを相手にして、決勝まで進めば9試合を戦わなければならない。それを戦い切るスタミナがあるかどうかがポイントとなりそうだ。
「戦術に慣れながら、勝負どころを見極めてしっかり勝ち切りたい」
大会に向けて、そう語った阿部&小笠原ペア。初戦の相手は、北海道大学チーム。初勝利を目指しつつ、五輪の代表権獲得のためには、大会を乗り切っていくだけのペース配分も見極めていきたいところだろう。
この阿部&小笠原ペアとは対照的なのが、谷田&小野寺ペアだ。それぞれ所属ではリード、セカンドを務めるスイーパーで、間違いなく大会ナンバー1のスイープ力を持つ。多少ショットが短かったり、あまり曲がらないラインだったりしても、力技でストーンを置きたい場所に運べるという特長を秘める。
「あとは、戦術面を詰めていけば(五輪代表の座も)狙えると思う」と、谷田は初のチャレンジにもかなりの自信をのぞかせる。
3 / 6