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バドミントン松友美佐紀。金メダリストは
5年前、何を語っていたか (6ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi

 五輪代表権争いで厳しい状況にあってもめげることはない。

「五輪がかかっている今年は昨年と違って、みんなに『これに負けたら終わり』というような緊張感がある。その中で、私たちには"若さ"という特権がある。それは"勢い"だと思うので、怖いものは何もないですし、今はどんどん上を目指してやっていくだけです。そこで、どれだけ成長できるかが2016の五輪出場にもかかわってくると思います。だからこそ今は、目の前の戦いに思い切り挑戦していきたいですね」

 五輪出場は「夢」から「目標」に変わったという松友。まずは、今回初めて経験する五輪代表レースを懸命に戦い抜くことが、「絶対に出場したい」というリオデジャネイロ五輪出場はもちろん、五輪で"結果"を残すことにもつながるはずだ。

photo by Kai Keijirophoto by Kai Keijiro松友美佐紀(まつとも・みさき)
1992年2月8日生まれ。徳島県出身。日本ユニシス実業団バドミントン部所属。
母親の影響で幼い頃からバドミントンに接し、小学校1年生になってから本格的に競技大会に参加。全国小学生大会、全国中学生大会それぞれでシングルスの頂点に立つと、高校に進学してからもインターハイでシングルス、ダブルスを制覇。エリート街道をまい進してきた。そして、先輩の高橋礼華とペアを組んで、リオ五輪でついに世界の頂点に立った。趣味はDVD鑑賞。好きな食べ物は、いちご。身長159cm

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