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【自転車】大事故から1ヶ月。
新城幸也が語る「復活」へのプラン (3ページ目)

  • 山口和幸●取材・文 text by Yamaguchi Kazuyuki  飯島美和●撮影 photo by Iijima Miwa

松葉杖をつきながら左脚の具合を確かめる新城幸也松葉杖をつきながら左脚の具合を確かめる新城幸也 手術から2日目には歩行器を使用しての歩行練習が許可され、トイレまでの数メートルを歯を食いしばりながら歩いたという。次第に腫れやむくみは治まり、痛み止めを使う回数も減っていった。

 航空会社の「安静な状態での搭乗ができない」との理由で2日間、現地を出発できなかったが、2月19日の夕方の便で日本に帰国。本来ならイタリアに渡っている時期だが、計画をゼロに戻して復帰に向けての厳しいトレーニングが始まった。帰国後は、東京都北区にある国立スポーツ科学センターで再検査を行ない、今後の治療方針を決定。24時間態勢で、あらゆるリハビリ設備が整っている環境で復帰プランを相談した。

「さまざまな競技の日本代表選手たちが、同じ場所でリハビリに取り組んでいるので励みにもなるし、勉強にもなる」と、新城はしっかりと前を見据えて語った。

 それでも、2016年の欧州ロードシーズンは新城の復帰を待たずに開幕している。

「気になるレースはストリーミングで観たりして、ほとんどのレース結果はチェックしている。レースを見ることは、イメージトレーニングにもなる。過去に自分自身が走ったレースのDVDを見ることもある」と、新城は不安を打ち消すようにコメントした。

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