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「2足のわらじ」がパラリンピアンにもたらす、相乗効果とは (4ページ目)

  • 瀬長あすか●取材・文 text by Senaga Asuka
  • 吉村もと●写真 photo by Yoshimura Moto

 元高校球児の飛島大輔(アインファーマシーズ)は、高校卒業後にケガをして、現在は東京パラから公開競技を目指す車椅子ソフトボールの中心選手になっている。2012年からは日本代表チームとして全米選手権にも出場している。昨年からクロスカントリースキーを練習に取り入れ、「やるなら大会に出場したい」とエントリーすることに。

「全米選手権では1日5試合を戦うこともあり、集中力を持続させるスタミナが必要になる。スキーを始めて、持久力に自信がついたし、なにより今大会は一流選手と交流できて競技に対するモチベーションが上がった」と言い切る。

 今年の1月には、東京パラリンピックの22競技が決定した。パラスポーツ全体を盛り上げようと選手たちも奮闘している。今後は夏と冬関係なく、複数の競技に取り組む選手が増えていくだろう。

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