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坂本花織、セカンドキャリアと五輪シーズンの思いを語る 引退決断は「めっちゃスパッと」 (2ページ目)

  • 一ノ瀬 伸●取材・文 text by Ichinose Shin
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【引退シーズンは絶対この曲】

 今オフ中には、樋口新葉と念願だったという旅行へ出かけ、「ふたりでふざけた話から真剣な話までいろんなことをしゃべってリフレッシュできました」という坂本。しかし休息も束の間、5、6月で海外へも渡り、新プログラムの振り付けに取り組んだ。

 集大成のシーズンは、ショートプログラム(SP)を『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』、フリーを『愛の讃歌』で挑む。フリーの選曲には自身の特別な思いがあるという。

「ソチ五輪(2014年)で憧れの鈴木明子さんがショートで使われていて、それを見た時に"自分が引退するシーズンは絶対この曲を使いたい"って思った。それを振付師さんにお願いしたら『いいんじゃない?』って久々に採用されました。それと前後2曲合わせて、メドレーのような感じにしています」

 一方、SP曲は振付師の提案だという。「グッバイ」のタイトルから、現役最後へのメッセージ性を感じられるが......。

「曲名は『さようなら』という感じなんですが、でも、ここで終わりというよりは、"次の自分に向けて"というような、次へ進むためのショートで、決して終わりではないというのをお伝えしておきたいなと思っています」

囲み取材に応じ、来季限りでの引退を明かした坂本囲み取材に応じ、来季限りでの引退を明かした坂本この記事に関連する写真を見る

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