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三原舞依は再起を支えてくれた仲間・ファンへ恩返しを誓う 「スケートができることが、すごく幸せなこと」

  • 一ノ瀬 伸●取材・文 text by Ichinose Shin
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 神戸市に新たに完成した通年型アイススケートリンク「シスメックス 神戸アイスキャンパス」のオープニングセレモニーが6月20日に行なわれた。スペシャルプログラムとしてシスメックス所属のフィギュアスケーター4人がミニアイスショーを披露し、出演した地元出身の三原舞依(25歳/シスメックス)は「すごく幸せ」と語った。

新しく完成した「シスメックス 神戸アイスキャンパス」のオープニングセレモニーでミニアイスショーを披露した三原舞依(中央右)と坂本花織(中央左)、壷井達也(左)、三宅咲綺(右)新しく完成した「シスメックス 神戸アイスキャンパス」のオープニングセレモニーでミニアイスショーを披露した三原舞依(中央右)と坂本花織(中央左)、壷井達也(左)、三宅咲綺(右)この記事に関連する写真を見る

【地元リンク完成に「夢が叶った」】

 この日、ミニアイスショーでリンクに立った三原は、「途中で一瞬うるっときちゃって、最後まで滑りきれないかもって思うくらい。素敵なリンクと素敵な仲間と素敵なみなさまの前で滑れてうれしかったです」と笑顔を見せた。通年営業に加え国際規格を満たす新リンクは、三原や坂本花織らシスメックス所属選手の練習拠点になる。念願だったという地元リンクへの特別な思いをこう話した。

「建物が少しずつでき上がっているところをいつもチラッと見て、『あっ、外壁ができてる』とかって夢のような時間で。そして滑らせていただけて、大きな夢が叶いました。現役としていられる時間も限られてくるなかで、こうして練習をたくさん積める素敵なスケートリンクができて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

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著者プロフィール

  • 一ノ瀬伸

    一ノ瀬伸 (いちのせ・しん)

    ライター・編集者/1992年、山梨県市川三郷町生まれ。立教大学社会学部卒業後、山梨日日新聞記者、雑誌「山と溪谷」編集者などを経て2020年からフリーランス。「webスポルティーバ」では競技問わず企画・編集を主に行なう。自身は元高校球児でアンダースロー投手だったが、目立った活躍はなかった。

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