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三原舞依は再起を支えてくれた仲間・ファンへ恩返しを誓う 「スケートができることが、すごく幸せなこと」 (2ページ目)

  • 一ノ瀬 伸●取材・文 text by Ichinose Shin
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【苦境を支えた温かい言葉とサポート】

 三原は近年、2022年四大陸選手権や2023年GPファイナルを制す成績をあげたが、2023−2024シーズンに右足首を疲労骨折。昨季は再起をかけて臨んだが、GPシリーズ2戦は7位と8位で、昨年12月の全日本選手権では右足首と股関節の状態悪化によりフリーを棄権している。

「すごく大変だったといえば大変だった。ケガの治療も含めいろんなことを考えながら過ごした時期ではあったけど......」

 三原は全日本後の胸中を明かし、前を向けるようになった経緯をこう振り返る。

「悲しんでいる場合じゃないなと。スケートができること自体が、私にとってすごく幸せなことで、やっぱりスケートが大好きで長く続けてこられたし、本当にたくさんの方々のサポートのおかげでまた氷の上に帰ってくることができた。先生や家族、友だちもサポートしてくださいましたし、応援してくださるファンのみなさまからの温かいお手紙だったり素敵な言葉が私を支えてくれている。そのみなさまに恩返しができるようなスケートを新シーズンへ向けて新しいリンクでしっかり練習して、本番でお見せできたら」

オープンセレモニー後に囲み取材に応じた三原オープンセレモニー後に囲み取材に応じた三原この記事に関連する写真を見る

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