坂本花織、悲願のGPファイナル初優勝へ今季も存在感 立ちはだかる海外勢は虎視眈々 (2ページ目)
【坂本を追いかけるヘンドリックス】
坂本を追いかけるのは、昨季世界選手権3位のルナ・ヘンドリックス(ベルギー)。昨年のGPファイナルはフリーで転倒などのミスが出て3位だったが、安定感が持ち味の選手だ。今季のスケートアメリカでは、自己ベストの221.28点を出して優勝している。
中国杯では合計201.49点にとどまり、203点台に乗せた吉田と渡辺倫果(TOKIOインカラミ/法大)にフリーで逆転されて3位だったが、大舞台の経験も豊富なだけに、立て直してくるだろう。
続くイザボー・レヴィト(アメリカ)は、自己最高こそ215.74点だが、演技構成点は少しずつ伸びてきており、坂本やヘンドリクスとさほど差がない状態になっている。ジャンプの回転不足などのミスがなければ、昨季の全米選手権で非公認記録ながら223.33点を出しているように、高得点が期待される。
ただしレヴィトの今季最高得点は、スケートアメリカの208.15点。坂本とヘンドリックスの競り合いが220点台中盤から後半になれば届かない可能性もある。
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