羽生結弦、国別対抗戦の自身の演技を評価「4回転半に続く道を示す」 (4ページ目)
羽生は「今シーズン初め(全日本)に滑ったようなフリーがしたかったという気持ちは強くあります」と話し、続けた。
「不運なミスがあったとは思いますが、最後の最後までこのプログラムに寄り添った。世界選手権とは違い、このプログラムの曲を感じながら、そして皆さんの鼓動や呼吸、祈りだとか、そういうものを感じながら滑ることができたので。ある意味満足しています」
3月下旬の世界選手権から今大会までの4週間は、自主隔離期間も含めてこれまでに経験のない環境で戦ってきた羽生。その間に蓄積した精神的な疲労もこれまでにないものだった。彼が口にした「満足しています」という言葉は、未曾有の状況を戦い抜けた達成感なのだろう。穏やかに話す羽生の表情から、そんな思いが伝わってきた。
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