2021.04.08

尾木ママ、フィギュアスケートファン歴40年の熱い思い「生観戦が一番」

  • 辛仁夏●取材・文 text by Synn Yinha
  • 田口有史●撮影 photo by Taguchi Yukihito

 日本の男女ともに2022年北京冬季五輪の出場枠を最大「3」枠確保したフィギュアスケートの世界選手権が3月28日、コロナ禍の中、スウェーデン・ストックホルムで無事に閉幕した。

「無観客」「バブル方式」という異例の環境で開催された大会で、男子は2位に鍵山優真、3位に羽生結弦、4位に宇野昌磨という好成績を残したが、女子は6位に坂本花織、7位に紀平梨花、19位に宮原知子と表彰台に誰も乗れない結果となった。

 今季個人戦の最終戦となった大会が終わり、いよいよ来季は北京五輪が控える。改めてフィギュアスケートの魅力とはどんなところにあるのか。長年、五輪王者の羽生ファンを公言してきた尾木ママこと尾木直樹さんにフィギュアスケートの魅力と、羽生選手について語ってもらった。

誰もが認める選手になってもなお高みを目指し続けている羽生結弦

――フィギュアスケートを初めて見たのはいつですか?

 僕がフィギュアスケートという競技を面白いなぁと認識するようになったのは、おそらく1972年札幌オリンピック前後くらいかな。映画館で流れるニュースやテレビなどで当時若手のホープだった佐野稔選手の活躍を見ていた記憶があります。

その札幌オリンピックでは、可愛らしい米国のジャネット・リン選手が印象に残っています。試合本番で尻餅をついちゃって、銅メダルでしたよね。「銀盤の妖精」と呼ばれて日本でも大変な人気でした。 ジャネット・リン選手が選手村の壁にサインを残したのですが、そのニュースは何十回見たかわからないくらいよ(笑)

――ご自身もスケートなど冬の競技は何かするんですか?

 実は僕ね、SAJ(全日本スキー連盟)スキー検定1級を持っているくらいスキーが大好きで、上信越や東北にあるゲレンデはほとんど行ったことがあるんです。群馬県の赤城山スキー場の麓には沼が凍ってできた天然のスケート場があって、そこでアイススケートに挑戦したことがありました。ところが、昔はリンクがデコボコで、風が強くて全然上手に滑れない。とにかく転んでばっかりで疲れて足首も痛くなって嫌になっちゃったんですよ(笑)。

 だけど、今でもウインタースポーツはどれも好きで、特に冬季オリンピックはテレビにしがみついて観ています。