「次のロシア大会が楽しみ」。羽生結弦の表情は輝いている

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 今シーズン中には4回転アクセルをやりたいと思いますけど、今はとにかくフリープログラムもショートプログラムも完ぺきな演技でやることが一番かなと思っています。やっぱり、試合で勝たなければいけないというのがスケートをやる大きな意味になっていますし、このプログラムをクリーンに滑り、そして勝つということが、ふたり(エフゲニー・プルシェンコとジョニー・ウィア)に対してのリスペクトの気持ちを形として捧げられることだと思う。昨日のショートをジョニーが見ていてくれたみたいなのですごくうれしかったですけど、パーフェクトな演技ではなかったので、早くこのプログラムで自分が憧れていたようなスケートができるように頑張りたいです」

 羽生は、試合終了後、次のロシア杯へ向けて気持ちを高ぶらせているとも話した。中1週間しか時間がないなかで、さらにプログラムの完成度を高めることは難しいだろうが、「今回と同じような演技ができるか、あるいはそれ以上の演技ができるかは自分にとってのチャレンジであり、挑戦しがいのあること」と意気込みを語り、「ロシアへ向けては、それをまた楽しみたいですね」と、その表情を輝かせていた。

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