本田真凜のアメリカ新生活。「言葉と食事以外、全部よかったです」 (2ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha photo by Yuya NAGASE/PHOTO KISHIMOTO

「朝8時から夕方5時くらいまでリンクにいて、氷上練習や陸上トレーニング、ダンスなど、いろいろやっています。朝のアップから最後のトレーニングが終わるまで、ずっとコーチたちがついて、つきっきりで教えてくれるのに驚きました。ネイサンやアシュリー(・ワグナー)とか、みんなすごい選手たちと一緒のレッスンなので、いい環境で練習できて学ぶことがたくさんあります。

 いまのところ、言葉と食事以外は全部、アメリカに来てよかったなと思うことばかりです。言葉については、スケートのなかでの単語は、日本でも使われる言葉なのでわかるんですけど、普段の会話で言いたいことを何と言えばいいのかわからなくて、モヤモヤする感じです。だけど、それも頑張っていきたいなと思います。

 食事は日本食がすごく好きなので、一カ月を超えるとだいぶ日本食が恋しくなります。でも、日本にいるときに比べて、本当に気楽にどこかに遊びに行くことができないので、スケート中心の生活ができています」

 アメリカでの生活は兄との二人暮らしで、週5日は自炊をしているとのこと。得意の卵焼きを毎日作って食べ、2週間に1回くらい、オフの日に外食に出かけるのが元気の源だという。

「(アメリカでのスケート生活は)楽しめています。オンオフの切り替えがすごくできる国というか、気候もいいので、朝から夜までリンクにいても、外に出たら明日から頑張ろうと思える場所です。言葉もこれから頑張っていきたいなと思っていて、いつかはインタビューとか、英語で答えられるようになりたいです。

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